自動車や土地建物などの不動産、そして厄介な借金。そのまま生活保護を受けるには何か条件はあるの?

  • 借金はそのままで受給したい
  • 自動車に乗ったまま受給したい
  • 家を所有したまま受給したい

順番にご説明しています。

借金はそのままで受給したい

結論からお話しますが、残念ながら借金については抱えたまま受給することができません。

厳密に言うと生活保護の「申請」をすることは可能ですが、あくまで申請はできるが受理されることはほとんどないと覚えておきましょう。なかには相談に行っても、申請書すら手渡してくれない自治体もあり(俗に言う水際作戦です)、必ずと言っていいほど借金の整理を勧められます。

借金があったらなぜ受けられない?

あくまで生活保護費は「困窮している国民を助ける為のもの」であり、今までの生活で使い過ぎた分…、つまり、生活保護で借金の返済を手伝うものではないという解釈です。

借金があることを隠して申請し、受給中に返済をしていたことが発覚すれば、不正受給で刑事罰の対象となりますので覚えておきましょう。

住宅ローンやマイカーローンも同じ

浪費して作った借金であっても、普通に住宅ローンを組んだとしても、その背景までは伝わりません。結局は借金問題を片付けるよう言われてしまいますので、役所へ行く前に借金相談しておくことをおすすめします。

借金相談とは言っても自己破産のことではありません。返済相手との間に弁護士などの専門家に入ってもらうことで、自己破産をしなくても相手に返済を待ってもらうこともできたり、もう少し分割の期間を長くしてもらえたりすることもあります。

こちらから入力していただくと、あなた自身の

  • 借金をどれだけ減らせるか
  • たった3分で匿名診断

してくれますので、まずは生活保護を申請する前に相談してみるのが良いのではないでしょうか?

その借金問題さえスムーズに片付けば、生活保護を受けなくても済むかも知れませんね。

»借金問題を専門家に無料相談する«

借金返済を放置したらどうなる?

生活保護受給者は、生活保護費から借金の返済はできないとされています。役所や自治体に借金のことを話し、無事に生活保護が受給できたとしても、債権者が取り立てしてはいけない規則があるわけではありません。基本的に取り立てはずっと続くのです。

「生活保護を受けていて、そのお金では返済はできないと決められています。」

といえば、生活保護費そのものを取り立てるわけにはいきませんから、債権者は一旦は引き下がると思います。しかし、支払い義務が法的になくなるわけではないので、債務者が生活保護から抜けて、再び取り立てができるようになることを、じっと待っているのです。

そしてあとはお察しの通り。生活保護から晴れて脱却した瞬間に取り立てが再開しますから、借金の取り立ては一時的にはしのげても、根本的に何の解決にもならないということがわかると思います。

ある意味、今がまさに「その時」なのかもしれません。借金問題をしっかり専門家に相談して、根本から解決してみませんか?

»借金問題を専門家に無料相談する«

車を持ったまま受給したい場合

  1. 車は資産とみなされる
  2. 維持費の支払いが困難
  3. 事故時の賠償能力がない

車やオートバイは、こうした観点から処分しないと受けられないと言われています。

これは、自動車が単に資産であるからだけではなく、自動車にかかる税金やガソリン代などの維持費が生活費を圧迫する恐れがあるとされているからです。

ですが以下の4点の場合は、車を持ったまま受給できることもあるようです。

車やバイクの価値が無い場合

価値ある車やバイクの所有はできないのは当然です。

なぜなら売ればお金になるわけですから、それを売って生活費に回せと言われるのが当たり前の話でしょう。そして、様々な理由を挙げて車の所有を懇願しても、

車の価値が有ればほぼ確実に所有は無理

と覚えておきましょう。

つまり、車の価値は無い状態というのが大前提となり、さらにその上でその他様々な要素が合致して初めて、所有が認められるということになるのです。

そんな時、車の価値を調べるのに使えるのがこちら。

→車の概算価格を調べてみる

バイクはこちらから

→バイクの概算価格を調べてみる

これらのサイトは

  1. 年式や走行距離を入力すると
  2. すぐに概算価格が表示される

というもの。

”お車の概算価格は750,000~850,000円です”

と、すぐにわかるので便利です。

そして注意事項として、「査定額が高かったら売却を考える」としておきましょう。実際に売る場合においても、「今すぐに売りたい」などの意思表示を明確にしてしまうと、変に足元を見られて安く買い叩かれかねません。今回は相場が知りたいわけですから、「売りたい」気持ちを前面に推しすぎないように注意です。

そしてここで、概算の価格が表示されれば売却となる可能性はありますが、もし何も表示されなかったら、以下の理由などと合わせることで所有が認められるケースもあります。

できるだけ所持したまま受給したいと思うのは皆さん同じ。だからこそ事前に価値を調べておくことが大切なのです。

もちろん最後は役所の判断となりますが、売る・売らないは別として、事前に価値を調べておいて資産価値は無いと判断されていたとすると、窓口でも対応がスムーズに進むようですので、先に価値は調べておくに越したことはないでしょう。

売らないという選択も可能な便利なサービスですが、残念ですが以下の車だとかなり高値で売れているケースが多いです。

  1. トヨタの車
  2. 軽自動車
  3. 1500ccまでのコンパクトカー
  4. 2500ccまでのミニバン
  5. MTのスポーツカー
  6. バンやトラック

トヨタの車であれば、基本的にほぼ全車種が海外へ輸出されているためとても高値で取引されています。

また軽自動車やコンパクトカー、2500ccまでのミニバンは、国内での再販においてとても需要が高く、マニュアルミッションのスポーツカー、貨物車のバンやトラックは、全世界でとても人気のため、今ではかなり高値で推移しているのです。

ですからこのあたりの車種にお乗りであれば、ほぼ値段がついてしまうため、残念ですが売却は必至です。

でも逆に良い値段がつくようであれば、売却して生活費に充てるのもいいですし、思ったほどの値段がなければ、売却せずに違った方法を考えるのも良いでしょう。

まずはこちらから、今の値段を調べてみて、その後のことを考えてみてはいかがでしょうか?

»車の概算査定額をすぐに調べる«

その他所有が認められるケース

交通の便が悪い場合

田舎の方の辺境地に住んでいて、電車どころかバスも無く、移動がかなり困難を極める場合や、仕事でどうしても車が必要であったりする場合。

仕事で車が必要な場合

自営業を営んでいたりして、配達にどうしても車が必要である、また営業先がとても交通の便が悪いところで、どうしても営業に行くのに必要な場合など。

介護や通院で必要な場合

家族に介護を必要としている者がおり、また通院を必要としている者がいたりする場合は、認められる場合があります。

持ち家に住んだまま受給したい

そして不動産。こちらは借金や車と違って少し柔軟です。

不動産も原則売却しないといけない

不動産も原則は売却です。なぜなら自動車同様、売れば生活ができるようになるからとされています。ですが以下については柔軟に対応してくれるケースもあります。

1資産価値を有さない不動産

資産価値のない(売ってもお金にならない)不動産については、役所としても住宅扶助を支給しないといけなくなるので、そのまま居住が認められるケースがあります。

2仕事で必要な店舗など

生活保護を自営業をしたまま受給する場合など、どうしてもその店舗や倉庫がないと仕事として成り立たない場合など。

資産価値がいくらなら良いのか

では資産価値の基準ですが、1000万の価値があるから売らないといけないわけではなく、500万の価値しか無いから売却しなくても良いというわけでもありません。

家族構成やお仕事内容、その地域の最低生活費なども考慮して、あくまで役所が判断しますので、ここでは一概には言えないのですが、生活保護を受給するなら取り急ぎ、

現在の不動産の価値は調べておく

ことはとても重要であると言えるでしょう。

不動産の価値はどこで調べるの

こんな家には価値はないだろうと、自分自身で判断しても役所に対しては何の証明にもなりません

また、何も準備することなく役所に行ったとしても、当たり前のことですが役所で不動産の査定はできませんので、

「とりあえず売却して下さい」

などと冷たい言葉を言われる前に、以下の2種類の方法をお話しておきます。

有料の不動産「鑑定」

こちらの不動産鑑定に依頼すると、現在の不動産の価値をきちんと正確に算出してくれます。ですが資格を有した鑑定士へ依頼するため鑑定料がかかります。

こちらの鑑定額の表を見てみますと1,000万円までの宅地建物の鑑定費用はなんと16万円以上にもなっています。お金はかかってしまう方法ですが、きちんとした鑑定額は算出されますので価値を証明する1つの方法として知ってきましょう。

無料の不動産「査定」

先程の鑑定とは違い、こちらは無料で不動産査定が行なえます。

このネット上からかんたんに複数社に査定依頼することができ、不動産相場を無視した鑑定とは違い、今の価格相場で算出してくれるのが特徴です。

生活保護を受けようとされているのに、わざわざ高額な鑑定費用を払うというのは、かなり理不尽なお話になりますので、まずはこちらの不動産の無料査定で価値を調べてみるのが良いでしょう。

資産の売却は

自動車や不動産を売る、売らないはあくまで2の次のお話。

ここはまずしっかりと不動産や車の価値を知って、思った以上に高ければ売却して生活の再建を図りましょう。なぜなら他の方とは違ってあなたには、

売却すればまだお金になるもの

があるんですから。

所持したまま受けたいと思われるのもわかりますが、きちんと価値を調べてまっとうな方法で許可してもらいつつ、不正受給することなく申請するようにしましょう。